Harrington Jacket, Khaki Cotton Gabardine

春先のちょっと寒い時、秋冬職場まで車で行く時、さっと羽織るのに必要なのが腰丈のブルゾン。いわゆる「ジャンパー」。

ビンテージのインバーティアを参考に作りました。 パターン自体そのインバーティアはあまり着心地が良くない。前肩部分が突っかかる感じがするので、必要なゆとりを出 して修正。袖は 1枚物のラグラン。袖口は、YANK 風で開きの無いカフス。この仕様、本当によくできていて、「袖幅にゆとりは出しながら、ボタンで袖口の寸法調節があり、しっかり袖口を締めて風は防げる」。唯一の弱点は開きが無いから袖まくりがしづらい事。

でも、アウターは袖をまくることが無いので、今回のブルゾンにこの仕様はパーフェクト。22SS の変更点は・腰リブ。前回はウールアクリルに対し、今回はオリジナルで編んだコットンリブ。L-2B を作った時の あのリブ。伸びづらい、綿なので着る時期を選ばない点が気に入って今回も北陸のニットパーツ屋さんに編んでもらいました。

襟のリブは表地に変更。表生地は豪華に撥水コットンギャバジン。ただ生地値が高い！その分、前回より定価が高くなってしまいました。申し訳ありません。

コットンギャバはステンカラーコートによく使う素材。ベージュは生地染で 6 オンス強。カーキ（オリーブ）は糸染 5.8 オンス。サージは一番重く、6.9 オンス。

裏地はあえて綿ポリの平織りにして、軽く、強度があり、滑り具合も適度。コットン裏地はさすがに滑りが悪い、 キュプラは良すぎる、その間を狙って。